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お知らせ

新型コロナウイルス感染症から回復された患者様の受け入れについて

1.当院では新型コロナウイルス感染症から回復した患者様の入院を受け入れています

現在、新型コロナウイルス感染者の増加によって医療体制が逼迫しています。その一因として、新型コロナウイルス感染症から回復された患者様の転院先の不足が挙げられます。回復された患者様の速やかな転院が県内の新型コロナウイルス入院病床の潤滑な運用に繋がります。

当院は、後方支援病院の責務として新型コロナウイルス感染症から回復され、退院にむけてリハビリが必要な患者様の転院に協力していきます。

 

2.転院された患者様から新型コロナウイルスに感染する心配はないのか

厚生労働省は新型コロナウイルス感染症患者様の退院基準を以下の様に示しています。

【厚生労働省の示した退院基準 *2021225日時点】

A.人工呼吸器などによる治療を行わなかった場合

➀発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合

②発症日から10日間経過以前に症状経過した場合に、症状軽快後24時間経過した後に核酸増幅法又は抗原定量の検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体の採取した24時間以後に再度検体採取を行い、陰性を確認された場合

B.人工呼吸器などによる治療を行った場合

➀発症日から15日経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合

②発症日から15日間経過以前に症状軽快した場合に、症状軽快後24時間経過した後に核酸増幅法又は抗原定量の検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した24時間以後に再度検体採取を行い、陰性を確認された場合

C.無症状の場合

➀発症日から10日間経過した場合

②発症日から6日間経過した後に核酸増幅法などの検査を行い、陰性が確認され、その検

査の検体を採取した24時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合

 

*人工呼吸器等による治療とは人工呼吸器管理または体外式心肺補助(ECMO)管理に

よる治療をさす

 

新規の新型コロナウイルス感染者を受け入れている県内のある医療機関において上記の基準を満たした患者様は一般病棟に移動しているそうです。その後、特別な対応は行っていない(一般的な感染対策は遵守)ものの、一般病棟内で新型コロナウイルス感染症は発生していません。こういった事を踏まえ、当院では上記の退院基準を満たした患者様の転院を受け入れています。

患者様の受け入れに関係なく、当院では今後も感染対策(マスク着用、手指消毒の徹底、不要不急の外出自粛、院内における職員間での感染予防など)を職員一同で徹底して参ります。

面会禁止など、患者様・ご家族様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

令和3313日       日高リハビリテーション病院 病院長  宇野治夫

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