日高病院で初期研修を行っている中山紘史です。研修医になってからの１ヶ月半ほどを振り返りつつ日高病院の特徴を説明してみたいと思います。
日高病院の１年目研修は、内科：６ヶ月、外科：３ヶ月、救急・麻酔：３ヶ月となっていて、僕は内科から始まりました。指導医の先生方は診察方法や抗生剤の選択、カルテの使い方など僕らが分からなくて困っていることがあると親切に教えてくれます。また、手技の面ではいろいろ経験させてあげようと考えてくれているので、挿管やCVカテーテルの挿入などもさせてもらい、とても有意義に研修しています。

病院全体の研修体制としては、日高病院にとって今年が初めての研修医受け入れということもあり、研修医向けのレクチャーの体制が十分には整っていないという点はあります。しかし毎朝病院の医師全員でカンファレンスを開き、そういった点を補ってくれています。日高病院の規模はそれほど大きくはなく、産婦人科、小児科、精神科などがないため診療科の数は少なめですが、そのぶん科ごとの壁が非常に低く、何か勉強になるような症例などがあると他の科の研修医でもすぐに呼んでくれます。
例えば内科の研修医であるけれども救急に行って心臓マッサージをしたり、他科の手術の助手になったりすることもあり、研修医がいない科の先生も一生懸命指導してくれます。研修施設としてはまだ始まったばかりですが、病院一丸となって研修医をサポートしてくれているので、興味のある方はぜひ見学に来てください。