• 当院の概要
  • 募集要項
  • 初期臨床研修
  • 後期臨床研修
  • お申し込み

指導医からの一言

増田 広:泌尿器科

平成19年10月18日、日本医師会などがつくる協議会が公表した今年度のマッチングの結果が報告された。この報告と今回の依頼が重なったことは、なんていいタイミングであろう。報告結果によっては断っていたかもしれないが、今回初めての参加で当院は幸運にも定員の4名を無事確保できた安堵感が、この原稿を快く引き受けられた大きな理由になっている。今回の結果に関しては、正直、良かったと思っている。初めて参加した強みや物珍しさもあると思うが、定員の4名を確保できたことは快挙と言えるだろう。非常に喜ばしく、うれしいことであるが、何で?と思ってはいけないのであろうか?

平成19年3月に群馬県庁で行われた合同ガイダンスに参加し、医学部生の実直で真剣な取り組みを目の当たりにして、しかも自分が学生のときと比べて情勢がまったく違っていることに驚嘆したのは記憶に新しいことである。何人かの学生と会話を交わしたが、その眼差しは真剣そのものでやる気を間近で感じることができた。
新しく開店したお店は物珍しく、その力量が未知数であるため、はじめはお客さんが入ることの方が多いが、その後客足が遠のいていくことも多いようである。そうならないようには、現状に満足しないで、また来たい、ここがいいと思わせることが大事であり、リピーターをいかに確保し、増やしていくことがそのお店の存続を左右すると言われている。当院が新規開店したお店とすると、お客やリピーターは研修医の先生達に相当するだろう。今回当院は定員を満たすことが出来たが、初めての研修で駄目だしが出てしまえば、来年以降の研修員の確保は必ずしも保証されない厳しい現実が待っている。噂はインターネットを介して全国へあっという間に広がる時勢である。現状に安堵せず、指導する我々も絶えず緊張感を持って接する必要がある。

外科:

当院の特徴を生かした、有意義で充実した研修を提供できるのが、また来たい、個々で学びたいと思わせる病院の雰囲気づくり、活気があり、アカデミックで居心地のよい医局編成などなどやることは山積みである。当院のカリキュラムは研修医をおおく獲得している病院や県内の総合病院に比べて見劣りするのは周知であるが、私立病院だからこそできる利点は十分にあると思うし、短所を長所に変えるような変わり身の早さなども中規模病院ならではのなせる所だと自負しています。そして我々と一緒に研修内容をより充実したものに作り上げ、魅力ある職場環境を含めた病院づくりをしようではありませんか。

内科:回診風景

ページの先頭に戻る
(C) 医療法人社団日高会 日高病院 All rights reserved.